
クルーズ船は年々大型化が進み、2026年時点では「移動手段」ではなく、船そのものが目的地となる時代に突入しています。
本記事では、
- 世界の大型客船ランキングTOP30(2026年版)
- 2025年〜2026年に就航・就航予定の最新客船
- ランキングから見えるクルーズの最新トレンド
を、クルーズ初心者の方にも分かりやすく解説します。
まずはここから!大型客船ランキングの読み方(30秒ガイド)
「数字が多くて分かりにくい…」という方は、まず次の3点だけ押さえてください。
- 総トン数:船の大きさの目安。数字が大きいほど船内施設が充実
- 乗客定員:船内の賑やかさ・雰囲気を左右するポイント
- 就航年:2025年以降就航の船は、最新設備・設計思想が反映されている
ランキング順位だけでなく、 「自分はどんな船旅をしたいか」をイメージしながら読むのがおすすめです。
大型客船ランキングTOP30について(2026年版)
本ランキングは、主に総トン数を基準に作成しています。 総トン数は船の「大きさ」を示す代表的な指標で、 船内施設の充実度やスケール感を知るうえでの目安になります。
| 順位 | 船名 | 運航会社 | 総トン数 | 乗客定員 | 就航年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | アイコン・オブ・ザ・シーズ | ロイヤル・カリビアン・インターナショナル | 250,800 | 5,610 | 2024 |
| 2 | スター・オブ・ザ・シーズ | ロイヤル・カリビアン・インターナショナル | 248,663 | 5,610 | 2025年8月 |
| 3 | ユートピア・オブ・ザ・シーズ | ロイヤル・カリビアン・インターナショナル | 236,860 | 5,668 | 2024 |
| 4 | ワンダー・オブ・ザ・シーズ | ロイヤル・カリビアン・インターナショナル | 236,857 | 5,734 | 2022 |
| 5 | シンフォニー・オブ・ザ・シーズ | ロイヤル・カリビアン・インターナショナル | 228,081 | 5,518 | 2018 |
| 6 | ハーモニー・オブ・ザ・シーズ | ロイヤル・カリビアン・インターナショナル | 226,963 | 5,479 | 2016 |
| 7 | アリュール・オブ・ザ・シーズ | ロイヤル・カリビアン・インターナショナル | 225,282 | 5,484 | 2010 |
| 8 | オアシス・オブ・ザ・シーズ | ロイヤル・カリビアン・インターナショナル | 225,282 | 5,484 | 2009 |
| 9 | MSCワールドアメリカ | MSCクルーズ | 216,638 | 6,764 | 2025年4月 |
| 10 | MSCワールド・エウローパ | MSCクルーズ | 215,863 | 5,252 | 2022 |
| 11 | ディズニー・アドベンチャー | ディズニー・クルーズ・ライン | 208,000 | 6,700 | 2026年3月10日予定 |
| 12 | アイーダ・コスマ | アイーダ・クルーズ | 186,364 | 5,464 | 2021 |
| 13 | コスタ・トスカーナ | コスタクルーズ | 186,364 | 5,326 | 2021 |
| 14 | アルビア | P&0クルーズ | 184,700 | 5,200 | 2022 |
| 15 | MSCエウリビア | MSCクルーズ | 184,011 | 4,838 | 2023 |
| 16 | アイオナ | P&0クルーズ | 184,000 | 5,200 | 2021 |
| 17 | カーニバル・セレブレーション | カーニバル・クルーズ・ライン | 183,900 | 5,282 | 2022 |
| 18 | アイーダ・ノヴァ | アイーダ・クルーズ | 183,900 | 5,400 | 2018 |
| 19 | カーニバル・ジュビリー | カーニバル・クルーズ・ライン | 182,800 | 5,374 | 2023 |
| 20 | コスタ・スメラルダ | コスタクルーズ | 182,700 | 6,522 | 2019 |
| 21 | マルディ・グラ | カーニバル・クルーズ・ライン | 181,808 | 5,282 | 2021 |
| 22 | MSCビルトウォーサ | MSCクルーズ | 181,541 | 4,842 | 2021 |
| 23 | MSCグランディオーサ | MSCクルーズ | 181,000 | 5,300 | 2019 |
| 24 | サン・プリンセス | プリンセス・クルーズ | 177,882 | 4,300 | 2024 |
| 25 | スター・プリンセス | プリンセス・クルーズ | 177,800 | 4300 | 2025年10月 |
| 26 | MSCビルトウォーザ | MSCクルーズ | 177,000 | 4,842 | 2021 |
| 27 | MSCベリッシマ | MSCクルーズ | 171,598 | 4,200 | 2019 |
| 28 | MSCメラビリア | MSCクルーズ | 171,589 | 4,488 | 2017 |
| 29 | MSCシーショア | MSCクルーズ | 170,412 | 4,540 | 2021 |
| 30 | MSCシースケープ | MSCクルーズ | 169,400 | 3,296 | 2022 |
※乗客定員は1部屋2名の場合です。
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2026年版ランキングの注目ポイント
2026年版のランキングでは、2025年に新規就航した大型客船が4船、新たにTOP30入りしました。
- スター・オブ・ザ・シーズ(ロイヤル・カリビアン)
- MSCワールドアメリカ(MSCクルーズ)
- スター・プリンセス(プリンセス・クルーズ)
- ディズニー・アドベンチャー(ディズニー・クルーズ・ライン/2026年就航予定)
これにより、ランキング上位は200,000トン級の船が当たり前となり、大型客船の基準そのものが一段階引き上げられた印象です。
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2025年〜2026年に注目の大型客船
スター・オブ・ザ・シーズ|ロイヤル・カリビアン
総トン数248,663トンという、世界最大級の超大型客船。 船内はまさに“海上都市”とも言えるスケールで、 エンターテインメント重視のロイヤル・カリビアンらしさを象徴する一隻です。
MSCワールドアメリカ|MSCクルーズ
MSCワールドクラス第2船。 北米市場を強く意識した設計で、 大型船でありながら洗練されたデザインが特徴です。

スター・プリンセス|プリンセス・クルーズ
プリンセス・クルーズの次世代フラッグシップ。 大型化しつつも、落ち着いた雰囲気を大切にした設計で、 大人向けクルーズを好む層から注目されています。
ディズニー・アドベンチャー|ディズニー・クルーズ・ライン
2026年3月就航予定の超大型ディズニー客船。 ファミリー向けクルーズの完成形とも言える存在で、 今後のランキング上位常連になることは確実でしょう。
2026年に就航予定の最新客船と、これからのクルーズトレンド
2026年に就航予定の注目客船
- ディズニー・アドベンチャー(ディズニー・クルーズ・ライン)
約208,000トン・約6,700名。アジア市場を主戦場とする、ディズニー史上でも最大級の新造船。ファミリー向けクルーズの完成形として、就航前から高い注目を集めています。 - レジェンド・オブ・ザ・シーズ(ロイヤル・カリビアン)
約250,800トンと、世界最大級クラスに位置づけられる超大型客船。エンターテインメント性とスケール感を極限まで高めた、次世代のフラッグシップです。 - ノルウェージャン・ルナ(ノルウェージャン・クルーズ・ライン)
約156,300トン。自由度の高い船内設計が特徴で、「カジュアル×最新設備」を重視する層から支持される存在となりそうです。 - Seven Seas Prestige(リージェント・セブンシーズ・クルーズ)
約15,000トン・約850名。超大型化が進む中で、あえてラグジュアリーに特化した小型高級船。オールインクルーシブの最高峰として注目されています。 - MITSUI OCEAN SAKURA(商船三井クルーズ)
32,477トン・458名。日本市場を前提に設計された新造船で、MITSUI OCEAN FUJIに続く2隻目として、国内クルーズの選択肢をさらに広げる存在です。
2026年以降に就航する新造船を見ると、 単なる「新しい船」ではなく、クルーズの価値観そのものが進化していることが分かります。
2026年就航船に共通する3つの進化ポイント
① 超大型化 × エリア特化型エンターテインメント
最新の超大型船では、 船内がテーマごとに分かれた“体験型空間”として設計されています。
ファミリー向け、大人向け、アクティブ派向けなど、 それぞれの過ごし方に最適化されたエリアが用意されており、 「同じ船に乗っていても、全く違う旅ができる」のが特徴です。
② 「目的地」よりも「船そのもの」を楽しむクルーズへ
2026年世代の客船では、 寄港地観光に頼らなくても満足できる船内施設が当たり前になりました。
レストラン、ショー、プール、スパなど、 船内だけで1週間過ごせる完成度を持つ船が増えています。
③ 日本市場を意識した新造船の登場
近年、日本のクルーズ市場でも大きな転換期を迎えています。
まず、郵船クルーズでは「飛鳥Ⅲ」が2025年に新たに就航し、長年日本のクルーズを支えてきた商船三井クルーズの「にっぽん丸」が2026年5月で引退予定となりました。これにより、日本のクルーズ史に一つの区切りがつくと同時に、次の世代へとバトンが渡されます。
一方、商船三井クルーズでは「MITSUI OCEAN FUJI」の2024年12月の就航に続き、「MITSUI OCEAN SAKURA」が2026年に就航予定です。これにより、商船三井クルーズも郵船クルーズも、いずれも2船体制となり、日本のクルーズ客船は本格的な新時代に入っていくと言えるのではないでしょうか。
郵船クルーズも商船三井クルーズも日本の会社ですので当然のことながら、日本語対応、食事、サービス、航程設計など、日本人の旅行スタイルを前提にした客船が増えることで、 これまで「クルーズはハードルが高い」と感じていた方にとっても、より身近な旅の選択肢になるのではないでしょうか。
⇒実際に乗船して分かった「三井オーシャンフジ」の魅力と船内の様子はこちら
【まとめ】2026年に注目すべき大型客船
最後に、2025年に就航した最新船と、2026年に就航予定の注目船を交えながら、 これからのクルーズを象徴する客船をピックアップします。
MITSUI OCEAN SAKURA(2026年就航予定)
日本語環境・サービスを重視する層にとって、国内クルーズの新たな選択肢。飛鳥Ⅲと並び、日本のクルーズ新時代を象徴する存在と言えるでしょう。
スター・オブ・ザ・シーズ(2025年就航)
世界最大級のスケールを誇り、”超大型客船の完成形”とも言える存在。最新世代船の基準点として、2026年以降も注目が続きます。
MSCワールドアメリカ(2025年就航)
北米市場を意識した洗練されたデザインと大型船らしい多機能性を両立。都市型クルーズを好む層におすすめの一隻です。
ディズニー・アドベンチャー(2026年就航予定)
ファミリー向けクルーズの新たな主役。アジア発着という点も含め、今後のディズニークルーズの方向性を示す存在です。
レジェンド・オブ・ザ・シーズ(2026年就航予定)
圧倒的な規模と最新エンターテインメントを融合させた、次世代メガシップ。大型船の進化を体感したい人向けです。
大型客船ランキングから分かること
2026年版ランキングを見ると、 単なる船の大きさではなく、
- どんな体験ができるか
- どんな人に向いているか
が、船選びの重要なポイントになっています。
これからクルーズを検討する方は、 ランキング順位だけでなく、自分の旅のスタイルに合った船かどうかを意識して選ぶのがおすすめです。
※本記事の数値・順位は2026年時点の公開情報をもとに作成しています。就航時期や仕様は変更される場合があります。
日本・海外発着クルーズの豊富なラインナップ
この記事を書いた人Wrote this article
みったまん
コーヒー好きの現役旅行会社員。お家でよくコーヒー焙煎して飲んでいます。でも趣味はお菓子作りかも(You Tube)。発見と体験のある旅行に行くことが一番の贅沢。・クルーズコンサルタント(一般社団法人 日本外航客船協会)・総合旅行業務取扱管理者(一般社団法人 日本旅行業協会)・旅程管理主任者(国内・海外)・コーヒーソムリエ(JSFCK)・日本酒ナビゲーター









